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お知らせ 2026.07.05

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名古屋経済大学市邨高等学校

サングラスも制服だ 「目を守る」 名経大市邨高が検討

濃度の違うサングラスをかけ比べて意見を交わす生徒たち=名古屋市千種区の名古屋経済大市邨高で(木口慎子撮影)

濃度の違うサングラスをかけ比べて意見を交わす生徒たち=名古屋市千種区の名古屋経済大市邨高で(木口慎子撮影)

 紫外線(UV)から子どもの目を守ろうと、生徒にサングラスの着用を認める動きが学校現場に出始めた。教育現場になじまないファッションアイテムのイメージが強いが、紫外線は昔より強まっており、医師からも目の疾患を予防するため子どもの着用を推奨する声が上がる。(山岸弓華)

 「こっちの方が似合うよ」。6月中旬、名古屋市千種区の名古屋経済大市邨(いちむら)高校。2、3年生の25人が、濃度の異なるサングラスを楽しげに選んでいた。「制服になじむよう、シンプルなデザインがいい」「レンズの色が濃いとちょっと怖い」。試着姿を互いに見せ合い、意見を交わした。

 同校は、主に登下校など屋外での着用を想定し、来年度からのサングラス導入を検討している。メガネブランド「Zoff」を展開する「インターメスティック」(東京都)が昨年から、紫外線対策として学校生活での導入を働きかけていると知り、協力を依頼。ルールづくりやレンズの選定は、生徒主体で進めてもらうことにした。

 導入に向けた検討は、実践的な学びを深める授業のプロジェクトの一つに位置付け、有志の生徒が参加。3年の生徒(17)は学校でのサングラス着用について「最初はびっくりしたけど、今は紫外線のダメージへの不安もあり、かけてみようかなと思い始めた」と話す。

 同社によると、既に関東や関西を中心に少なくとも10校が、登下校や部活動などの場でサングラス着用を採用。昨年度に着用を解禁した女子聖学院中高(東京都)は、いつ着用するかは生徒に任せており、窓からの日差しが強いときは、教室内でもかけられる。学院の広報担当者は「保護者から反発を受けることもなかった。目を守る意識を浸透させていきたい」と話す。

 こうした動きの背景には、地表に届く紫外線量の増加がある。気象庁によると、紫外線の強さを指標化した「UVインデックス」で、「非常に強い」に区分される「8」以上を記録した日数(観測地、茨城県つくば市)は、2025年で70日と35年前の2・6倍に増えた。

 一方、愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀の県教委によると、健康上の理由で個別に認めたケースはあるものの、学校としての導入は少ないとみられるのが現状だ。

 名古屋アイクリニック(名古屋市熱田区)の小島隆司院長(53)は「目が赤くなる程度と考えがちだが、紫外線のダメージが長年蓄積されると白内障といった病気を招く。子どもの頃から注意することが大切」と強調。日本は欧米と比べ、目の紫外線対策が根付いていないとして「学校での取り組みは意識を変えることにつながる」と話す。

(2026年7月5日 中日新聞朝刊1面より)
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