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全国高校野球愛知大会 12日 東邦タイブレークサヨナラ勝ち 伊藤完封

10イニングを完封した東邦のエース伊藤=岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで(石曽根和花撮影)
■エースの意地10イニング114球 「絶対ここで負けない」
満塁でも落ち着き払う姿が、名門のエースの風格をただよわせた。東邦の先発・伊藤投手(3年)が10イニングを5安打完封。0-0で迎えた延長10回表は無死一、二塁からタイブレークが始まり、捕手の失策が絡んで1死満塁のピンチ。「絶対にここで負けない。自分が何とかしよう」。得意のスライダーで見逃し三振を奪い、最後は中飛に打ち取った。114球の力投で、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
■監督「安心して見てた」
打線は7回先頭の小川が二塁打を放つまでノーヒット。対する伊藤は走者を背負いながらも要所を抑えて、踏ん張った。山田祐輔監督は「きょうは伊藤に尽きる。打たれるような感じがなく、安心して見ていられる」と迷いなく10回までマウンドを託した。
■「初志貫徹」思い背負い
一昨年、昨年と2年連続の準優勝。伊藤は昨夏にエースとしてチームを決勝まで導いた久田泰心(国学院大)を慕い、譲り受けた帽子をかぶって今大会に臨んでいる。「初志貫徹」の4文字が刻まれた帽子を甲子園のマウンドへ-。「あと5試合、自分がみんなを甲子園へ連れて行く気持ち。決勝のマウンドで、笑顔でいたい」。昨夏はスタンドにいた右腕が成長を遂げ、東邦ナインの先頭に立つ。(石曽根和花)
▽3回戦
名経大市邨 0000000000|0
東邦 0000000001x|1
(延長10回、10回からタイブレーク)
(名)田川、大江-服部
(東)伊藤-星野
■コールド発進 春王者の享栄
享栄は2回に敵失で先制し、3回にも敵失から畳み掛け7点を挙げた。2-0の3回2死二、三塁から2点適時打を放った主将の早川は「追い込まれてから食らいつけた」と笑顔。投手陣は140キロ超の速球を投げ込む4投手で1失点リレーし、層の厚さをみせた。「『31年ぶりの甲子園』を合言葉にしてきた。自信はある」と主将。目指すのは、1995年以来の夏の甲子園だ。
(2026年7月13日 中日スポーツ7面より)
