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お知らせ 2026.04.29
金城大 名院大の傘下へ 28年に運営法人 29年共学化、統合も検討

両大の学生の定員数は単純計算で計1万人を超える。大学統合が実現すれば、中部9県では名城大、中京大に次ぐ定員規模の総合大学となる見込み。女子大の金城学院大は、29年4月をめどに共学化を検討する。
金城学院大の運営者(設置者)は28年4月に、学校法人・名古屋学院大学に変更される。同法人が2大学を運営する「アンブレラ方式」を採用する。
両大はともにキリスト教に基づく教育理念を有し、創立当初から交流があった。統合に向けた協議は昨年3月に金城学院大側が名院大側に申し入れ、今月20日に合意書を締結した。
金城学院大は近年、一部の学部を除いて入学者の定員割れが続いていた。文系実学に定評のある名院大と、看護、薬学部がある金城学院大は重複する学部・学科が少なく、文理融合教育や教育資源の効率的な運用が期待できるという。
将来的な大学統合にあたっては、経営学部など重複する学部・学科を整理した上で、金城学院大を名院大の学部として組み入れる案が浮上している。金城学院大の校名は当面維持する。
学校法人・金城学院は存続し、中学と高校の運営に専念する。幼稚園は同法人を離れ、27年4月から名古屋YMCA学園(名古屋市)が運営する。
学校法人・名古屋学院大学の西中利也理事長は取材に「学問領域を拡大、多様化して社会のニーズに応えたい。少子化時代にあっても建学の精神を守れるよう、大学統合の方法を考えていきたい」と述べた。
学校法人・金城学院の小室尚子理事長は「女子教育の重要性は変わらないが、女子大のままでは将来のビジョンが見えてこなかった。より良い高等教育のために決断した」としている。
(2026年4月29日 中日新聞朝刊1面より)