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お知らせ  2026.04.17

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英語力ある保育士に 桜花学園大 多文化共生へ留学制度

■豪州、NZで実習し資格取得 インターナショナルスクール勤務など想定

 保育士を目指す学生の確保につなげようと、桜花学園大(豊明市)は海外への留学制度を特色として打ち出している。英語の早期教育への関心が高まり、近年は英語力に優れた人材が求められているという。オーストラリアの保育士資格が取得できる留学制度を2018年に開始し、27年度からはニュージーランドも加える計画で、多文化共生にも対応できる保育士を育てる。(青山直樹)

 教育保育学部国際教養こども学科の学生は現在、オーストラリアへの留学が必須で、毎年25人ほどが現地で保育実習に取り組んでいる。卒業後は数人が現地で働くが、大半は日本国内のインターナショナルスクールなどで勤務するという。

 新たな制度では、3年時にオーストラリアへ11カ月間留学し、続いてニュージーランドで約2週間のプログラムを履修することで、両国の保育士資格を取得できる予定。両国と日本の保育士、幼稚園教諭の資格を取得できる「クアトロライセンス制度」は、全国初という。

 国際教養こども学科3年生で、南部メルボルンに留学中の王子めるもさんは「もともと保育士志望で、英語も好きだった。英語ができれば将来の幅も広がるだろうと思って、桜花を選んだ」と話す。「オーストラリアに来てみて、自分から動けば動くほどできることの幅が広がると気付いた。将来はインターナショナルスクールで働きたい」と声を弾ませる。

 27年度から同学科を教育保育学科に統合して1学科制とし、留学するか自由に選択できるようにする。

 保育士や幼稚園教諭を目指す学生の減少は、全国的な課題となっている。同大も21年度の保育学部(現・教育保育学部)学生数は720人だったが、25年度は586人まで減った。

 学生不足が深刻な系列の名古屋短大(豊明市)も27年度から保育科に通信教育の課程を新設し、全国から幅広く学生を集めていく計画だ。

 桜花学園大は2カ国への留学制度を特色として打ち出し、保育士志望の高校生にPRしていく。国際教養こども学科の石山英明学科長は「多文化共生の先進モデルであるオーストラリアでの学びが、生きた言語力や人間力を生む」と留学の意義を強調。「日本の保育現場も、多文化共生が現在進行形で進む待ったなしの状況。多様化する保育現場の需要に応えていく」と話している。

(2026年4月17日 中日新聞朝刊県内総合版より)
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